ラムバックとは「ラム酒とレモンジュースをジンジャーエールで割ったカクテル」です!!
飲み口はジンジャーエールの辛みとラムの甘みが合わさったスッキリとしたカクテルとなっています。
いろいろなカクテルを飲んでいると同じような言葉が名前についているものに気が付きますよね?では今回紹介するカクテル「ラムバック」はいかがでしょう。これもほかのカクテルと似た名前をしていると気づきませんか?
そのに気が付いたあなたはもうカクテル中級者と言ってもよいのではないでしょうか!?
今回はラムバックを作り方から材料、どんなカクテルなのかもまとめてご紹介したいと思います!!
ラムバックってどんなカクテル???
ラムバックを一言で表すなら「ラム酒とレモンジュースをジンジャーエールで割ったカクテル」となります。
ラムの後ろについている「バック」はカクテルスタイルを意味しています。
「バック」…スピリッツに柑橘系のジュースを混ぜ、ジンジャーエールで割る。
ちなみにバックを英語で書くときは「buck」と書きます。これは雄の鹿を意味する言葉で、他にも(馬が)急に背を曲げて跳ね上がることを意味するなど雄々しいイメージを持っている言葉なんですよ。
「バック」スタイルのカクテルは飲むと雄の鹿に蹴り飛ばされたような衝撃が来るためそのように名付けられたといわれています!!
しかし、ラムバックは後程も記載しますが度数は10%ほどでそこまで強いものではないです。そのため昔はジンの量が多いなど、現代とは違ったレシピで作っていたのかもしれませんね。
ラムバックの材料は???
カクテルタイプ | ロング |
カクテルグラス | タンブラー |
味わい | すっきり |
色 | 黄金色 |
度数 | 10 |
製法 | ビルド |
材料 | ホワイト・ラム:45ml レモンジュース:15ml ジンジャーエール:適量 レモンカット:一切れ |
ラムバックは材料が非常にシンプルで製法もビルドと簡単なため、ご自宅で作るカクテルにはぴったりの一杯です。ちなみにビルドとは「飲む際のグラスだけでカクテルを作る」製法のことを言います。
材料でラム酒はホワイト・ラムと記載していますが、実際には決まりはないためご自身の好きなラム酒を使っていただけたら良いと思います。ただしジンジャーエールの味が比較的強いカクテルのため、熟成されたラムをわざわざ使う必要はないと感じてしまうため、材料の部分の記載はホワイト・ラムと記載させていただいています。
使用するレモンジュースに関しては市販のものを使うのが良いと思います。ジンジャーエールは比較的辛みが強く、ラム酒だけでの甘みでは足りないという方が多いと感じます。そのため自身で絞ったものではなく、市販のレモンジュースであれば甘さが加えられているものもあるため必要な甘みを追加できます。ただしそこまで甘くなくていいという方は自身で絞ったレモンジュースをぜひ使ってみてください。
どうやって作るの???
作り方
①タンブラーに氷を入れ軽くステアし、冷やしておく。解け出た水分はしっかりと捨て、水気を切っておく。
②ホワイト・ラムとレモンジュースをいれ、ステアをする。
③ジンジャーエールを注ぎ軽くステアし、レモンカットを添える。
ラムバックはビルドで作れるカクテルのため、作り方は非常にシンプルです。
初心者の方でも簡単に作ることのできるものなのでぜひチャレンジしてほしいですが、その際に覚えておくとよいポイントをいくつか説明したいと思います。
①タンブラーはしっかりと冷やす。
②[作り方②]のステアはしっかりと行う。
③最後のステアは軽く。
①タンブラーはしっかりと冷やす。
カクテルを作る際に共通して重要になってくるポイントとしてグラスに関する事があります。
グラスをきれいに洗っておくことは前提として、冷たいカクテルに関してはグラス自体を冷やす必要があります。これはグラスの温度でカクテルの温度が上がってしまうのを防ぐためです。
メリットとしては
「おいしく感じる」「長く飲むことが出来る」「炭酸が抜けにくくなる」などあります。
冷やす方法は2つあり
①「氷を入れステアする」
メリットとしては「準備していなくても使いたいときに冷やして使うことが出来る」、「氷とグラスさえあればどこでも冷やすことが出来る」という点。
デメリットとしては「氷を消費してしまう」、「慣れないと難しい」、「グラスの大きさにちょうどいい氷が必要になる」という点。
②「冷蔵庫・冷凍庫に入れておく」
メリットとしては「あらかじめ冷やしておけばすぐに使える」、「氷を消費しない」、「わざわざグラスに合わせた氷を作る必要が無い」という点。
デメリットとしては「準備と時間が必要」、「場所を取る」、「薄いグラスは割れる可能性がある」という点。
私としては①「氷を入れステアする」方法をおススメします。
友人宅などの自宅以外の場所でも簡単にグラスを冷やすことが出来るので利便性を考えるとこちらの方が良いと思います。
②[作り方②]のステアはしっかりと行う。
今回のカクテルの味を決めるうえで重要なものはステアです。特に材料同士の味をなじませる[作り方②]でのステアは特に大切です。
この部分をおろそかにしてしまうと、味が均一にならずただのジンジャーエールの部分とほぼラム酒の部分のような想像していた完成系とかけ離れた結果になってしまいます。
ステアをする際には両者がしっかりと混ざり合うまで、およそ40回程度はステアしましょう。また今回のカクテルでは無色透明のホワイト・ラムと色の付いているレモンジュースのため混ざっているかがわかりやすいと思います。ホワイト・ラムの中にレモンジュースのもやもやが見えなくなればしっかりと混ざっていると判断して大丈夫です。
③最後のステアは軽く。
ひとつ前のところでステアをしっかりすることが大切であると書きましたが、今回はその逆になります。[作り方③]においてジンジャーエールを入れた後のステアは軽く1回2回程度にしなければなりません。
理由としては単純で、ジンジャーエールの炭酸が抜けることを防ぐためです。
割り材として炭酸飲料を使っているカクテルに共通して言えることですが、最後に炭酸を入れた後のステアは激しくしてしまうと炭酸が抜ける原因となるためNGです。
どんな味わいなの???
第一印象としてはジンジャーエールの辛みと味が大きいです。次にレモンジュースの味と酸味が追いかけてきます。ジンジャーエールの炭酸が落ち着くとレモンジュースの柑橘の甘さと、ラム酒のやんわりとした甘さが口に広がります、そのため全体としては優しい印象を感じるでしょう。甘さを感じた後に少しだけジンジャーエールの辛みと爽やかさが戻ってくるため最後の印象としてはスッキリ爽やかなカクテルになります。
香りとしても初めはジンジャーエールが印象強く感じますが、すぐにラム酒の特有の香りが鼻に抜けレモンジュースの香りと合わさり爽やかな印象としてくれます。
ラム酒特有の甘さであったり香りをもっと楽しみたいという方は、ラム酒を増やしてその分ジンジャーエールを減らすことで味のバランスは崩れにくいと思いますよ!
ぜひご自身の好みの味を見つけてくださいね!!