(お酒は20歳になってから。未成年者の飲酒は法律で禁止されています。)
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ジンフィズってどんなカクテル?作り方と材料、その特徴とは??

カクテル
(お酒は20歳になってからです。未成年者の飲酒は法律で禁止されています。)

ジンフィズのフィズは英語で「Fizz」と書き、炭酸飲料だったり飲み物の炭酸そのものを表すのに使ったりします。
カクテルの名前は使っている材料や味、アルコールの強さなどをそのまま表すようなものもあれば、作られた地名や人名を使った歴史を感じるようなものもあります。今回の「ジンフィズ」に関しては炭酸を使ったシュワシュワ感を味わいたいという思いから、炭酸飲料を表す「Fizz」がそのまま使われているんですよ!

「ジンフィズ」……。なんだか言いやすい名前で親しみがわいてしまいますが、作るのには少し手間がいるカクテルなんです。
手間がかかるといっても難しいものではないので、ぜひご自宅でもチャレンジしてみてください!

ジンフィズってどんなカクテルなの??豆知識も~

ジンフィズとは一言でまとめると「ジンに砂糖と柑橘系のジュースを混ぜ、シェイクした後に炭酸水で割ったもの」となります。お店で飲む場合には上にミントであったりフルーツカットが載せられていることもあるかもしれません。
一番最初にもお伝えした通り、Fizzとは「炭酸飲料、炭酸そのものを表す」言葉です。その名の通り、ジンと炭酸を味わうカクテルとなっており、それ以上でもそれ以下でもありません。自分の好きなジンを炭酸で割って味わうという至極単純明快なカクテルなんですよ。

今回のジンフィズ以外にも「○○フィズ」というカクテルを聞いたことがある人もいると思います。○○の部分には使っているお酒が入るため、ラムを使えばラムフィズに。ウイスキーを使えばウイスキーフィズになります。
一度作り方を覚えてしまえば幅広く使えるカクテルですね!!

トム・コリンズと何が違うの??

「ジンを使って砂糖とレモンジュースを合わせてシェイク…。それを炭酸水で割る…。これってトム・コリンズと一緒なんじゃないの!?」

このように思う方も多くいると思われます。厳密にいえば両者は違うカクテルですが、大きく見てしまえば一緒のカクテルです。少し細かい話になりますので、簡単にまとめますね!!

  • スタイルが違う!
  • 製法が違う!
  • 使うジンが昔は違った!
  • トッピングが違う!
  • 使うグラスが違う!

スタイルが違う!

ここでいうスタイルとは所謂「○○バック」、「○○トニック」、「○○フィズ」のような作り方は一緒であるが使用するお酒の違いで名前が変わってくるカクテルのまとまりだと考えてください。

トム・コリンズとは「コリンズ」スタイルと呼ばれる19世紀の半ばに誕生したスタイルです。
コリンズとは「蒸留酒に甘味料と炭酸水を加えたカクテル」を指します。作り方に関しても製法はビルドとなっているため注意が必要ですね。

一番初めに誕生したコリンズと名の付くカクテルは「ジョン・コリンズ」と呼ばれており、オランダ・ジンを使っていたといわれています。次に誕生したものが、オールド・トム・ジンを使った「トム・コリンズ」です。
ここがややこしいところですが、トム・コリンズは当初はオールド・トム・ジンを使って作られていました、しかし現在では代わりにドライ・ジンを使う場合が出てきました。そのため、材料に使われるジンの違いがうやむやになってしまっているんです。

製法が違う!

先ほども説明した通りに、

「○○フィズ」の製法はシェイク。
「○○コリンズ」の製法はビルド。

という違いがあります。同じ材料を使ったとしても製法が異なれば味わいもかなり違うものとなるため、製法一つ違っていても別物のカクテルという認識をされます。
そのため例えば有名なマティーニでは、通常はステアで作られます。ところがシェイクで注文するとマティーニもシェイクで作ってもらうことができます。(実はマティーニを一躍有名なカクテルとした映画「007」で飲まれていたものはシェイクで作られた、シェイク・マティーニなんですよ!)

使うジンが昔は違った!

これも最初のところで触れましたね。

「トム・コリンズ」では当初、オールド・トム・ジンを使っていたが、今ではドライ・ジンを使うことも増えてきているため、「ジン・フィズ」と使用しているジンが同じになってしまっています。
これを悪いことととらえるかは人それぞれだと思いますが、飲み方は人それぞれだと思いますので注文するときに一度聞いておくとよいかもしれませんね!

トッピングが違う!!

ジンフィズではトッピングとして通常「レモンピール」や「ミント」、カジュアルなお店では「レモンカット」を付けてくれることもあります。
対してトム・コリンズではトッピングとして「レモンピール」と「マラスキーノ・チェリー」が使われます。マラスキーノ・チェリーとは砂糖漬けされたサクランボのことです。これを使っているかいないかが大きな差と言えるでしょう。

使うグラスが違う!

ジンフィズで使われるグラスはタンブラーと呼ばれる、長細いタイプのグラスになります。特別指定があるわけではないため別段どのグラスを使っても問題ありません。

しかりトム・コリンズに限らすコリンズスタイルを名乗るカクテルを作る場合にはグラスも指定のものを使う必要があります。それが「コリンズグラス」です。
名前がそのままのため覚えやすいものではあると思います。形としてはタンブラーよりも細長くなっており、より炭酸が抜けにくいなどといった特徴があります。

一番左上のグラスがコリンズグラスです。
タンブラーよりも細長くなっているのがわかるかと思います。

ジンフィズの材料

カクテルタイプロング
グラスタンブラー
透明
味わい甘さっぱり
度数10
製法シェイク
材料ジン:40ml
レモンジュース:20ml
砂糖:2stps
炭酸水:お好み
レモンピール:一切れ

今回の材料では完成したカクテルの度数は約10度程度になります。もし濃い場合はレモンジュースを増やすよりも炭酸水で調節したほうが、味のバランスがずれないため良いと思います。もちろん薄い場合も同じです。

レモンピールとはレモンの皮を薄く剥いたものです。絞るようにひねることでレモンの皮から果汁が少量噴き出るため、仕上げの香り付けとしてよく使用されます。香りづけに使ったものをそのまま飾ることで色どりにも使えます。
ご自身で作ろうとする場合は、できるだけ国産のレモンを使いましょう。海外輸入のものだと皮に防腐剤や防カビ剤が付けられており、かなりこすらないと落ちません。そのため安全性と衛生面から見て少し値が張りますが、国産物を使った方が良いと思います…。

作り方

作り方

①グラスに氷を入れ軽くステアしグラスを冷やしておく。

②カクテルシェイカーにジン・レモンジュース・砂糖を入れる。氷を追加して8分目まで入れ、シェイクする。

③ ①のグラスから溶け出た水分を捨てておく。シェイクしたものをグラスに注ぎ炭酸水を入れレモンピールを飾る。

ジンフィズを作る際に注意するべき点は2点のみです。

1.スラスはしっかり冷やす。
2.しっかりとシェイクする。
3.炭酸を入れた後はステアしすぎない。

グラスはしっかり冷やす

皆さんが夏の暑い日にジュースを飲みたいと思った時に、そこらへんにおいてあったグラスと冷蔵庫に入れてあったキンキンのグラスだったらどっちを使いますか??
私はキンキンのものを使いたいです!!同じ気持ちの方も大勢いますよね!?

ただそれだけなのですが、グラスの温度というものは完成したカクテルにかなり影響が出てきます。ぬるくなってしまっているグラスを使うとそれだけカクテルの温度も上がってしまい、おいしさが半減してしまいます。
また、温度があがることのデメリットとしては
「甘さがくどくなる」
「炭酸が抜けやすい」
「アルコール感が強くなる」
これ等が大きいと思います。

おいしく飲むのであれば冷たいことに越したことはないと思います。(笑)

しっかりとシェイクする

シェイクして作るカクテルの特徴としては、
「お酒同士を混ぜ合わせる」
「アルコール感を和らげる」

この2点を抑えておくべきです。

今回はお酒同士ではないため、2つ目の「アルコール感を和らげる」ことが大きな目的となります。もちろん材料を混ぜ合わせることも目的の一つですが、シェイクをする理由としては上記の理由が大きいです。

シェイクでは氷と材料を一緒に振り混ぜるため、他の製法よりも効率的に中身を冷やすことが出来ます。また混ぜる際に空気を含むため、これも口当たりをまろやかにしてくれます。
これらの理由からシェイクで作ったカクテルは他の製法で作ったのものよりもアルコール感が和らげられ飲みやすいものとなっています。

炭酸を入れた後はステアしすぎない

まれに炭酸を入れた後にクルクルと何回もステアして完成させる方がいます。(もちろんバーテンダーの方ではないですよ。)そのときにカクテルを見ると炭酸がどんどん抜けてしまっているのが目に見えてわかりやすいです。

炭酸のそう快感を味わいたいカクテルなのに炭酸を飛ばしてしまっては意味がないですよね。そのため炭酸を入れた後はゆっくり1回か2回ほど回せば大丈夫です。
個人的にはステアしなくても良いと思いますが、気持ち的に1回回してしまいます。(笑)

味わい

ジンのボタニカルの香りの中にレモンジュースの柑橘の香りが引き立ちます。

砂糖を使っているのでさっぱりとしながらも甘みが感じられ、ジンを飲んだことのない人にはぜひ最初に飲んでいただきたいです。

炭酸水を使うことでアルコール感も薄く、夏にはぴった入りの一杯です。

(お酒は節度を持って適度に楽しみましょう!)

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