オレンジブロッサムとは「ジンをオレンジジュースで割ったカクテル」です!!
カクテル名を直訳するとオレンジの花。その名に見合ったフレッシュで華やかなカクテルです。
カクテルとしてはジンとオレンジジュースの2つだけを使ったシンプルな材料で作ることが出来るため、カクテル作り初心者にもお勧めな一杯ですよ!
シンプルだけれど、自宅でサラッと作りお客さんや恋人に出せたらかっこいいですよね。
今回は作り方からおススメの材料、ちょっとした豆知識まで説明していきます!
一緒にオレンジブロッサムをマスターしましょう!!
オレンジブロッサムってどんなカクテル???
オレンジブロッサムを一言で説明すると「ジンをオレンジジュースで割ったロングカクテル」です!
別名「ジン・オレンジ」とも呼ばれるカクテルで、シンプルにジンとオレンジジュースのみを使って作ることが出来るカクテルとなっています。
カクテルが誕生したのは1900年代アメリカと言われています。禁酒法の時代、粗悪な密造酒の味をごまかして飲むために誕生したカクテルの1種です。当時のカクテルは現在のまれているカクテルよりもお酒の量が多く、そのため味の強いオレンジジュースなどが好んで使用されていました。
今ではカクテル名「オレンジブロッサム」の通り「オレンジの花」をイメージする一杯として飲まれていますが、当時は粗悪なジンの香りや味をごまかすカクテルだったのは意外ですよね!?
オレンジの花の花言葉には「純粋」「愛らしさ」「花嫁の喜び」があり、結婚式などのアペリティフに飲まれることの多いカクテルです。
カクテル言葉は「感謝を忘れない未来少女」ですが、意味の解釈がよくわからないのでうんちくとして話すのは避けた方が無難です。(笑)
オレンジは初夏に花を咲かせることからも、暑くなるこれからの季節にぴったりですね!
オレンジブロッサムの材料
カクテルタイプ | ロング |
グラス | タンブラー |
味わい | 甘酸っぱい(オレンジ) |
色 | オレンジ |
度数 | 15 |
製法 | ビルド |
材料 | ジン:45ml オレンジジュース:90ml オレンジカット:一切れ |
材料は非常にシンプルにジンとオレンジだけです。
オレンジジュースにも甘くないオレンジそのままのものや、甘味料で甘さを出しているものと様々ありますがこれは完全な好みになるため、自分の好きなものを使ってください。
私個人のおすすめとしては甘めのオレンジジュースがオレンジブロッサムには合うと思います。
オレンジカットに関してもオレンジを厚めに切って果汁を絞ってから中に沈めてしまっても、飾り切りをしてふちに飾ってもどっちもオシャレですよね!!
注意としては果肉がグラスに付いたまま放置して乾いてしまうと取るのが手間なので、飲んだらすぐに水に浸けておきましょうね!!
作り方
作り方
①タンブラーに氷を入れ軽くステアし、氷の面取りとタンブラーを冷やす。溶け出た水分は捨てておく。
②ジンとオレンジジュースを注ぎ、しっかりとステアする。
③オレンジカットを添える。
作り方はビルドのため1つのグラスで完結するところがいい点ですよね!
(ビルド:飲む時に使うグラスだけでカクテルを作成する製法)
言ってしまえば、グラスにお酒と割り材を入れてステアするだけなので簡単にポイントだけまとめて説明します!
①グラスはしっかり冷やす
②「作り方②」のステアはしっかりと
①グラスはしっかり冷やす
カクテルを作る際に共通して重要になってくるポイントとしてグラスに関する事があります。
グラスをきれいに洗っておくことは前提として、冷たいカクテルに関してはグラス自体を冷やす必要があります。これはグラスの温度でカクテルの温度が上がってしまうのを防ぐためです。
メリットとしては
「おいしく感じる」「長く飲むことが出来る」「炭酸が抜けにくくなる」などあります。
冷やす方法は2つあり
①「氷を入れステアする」
メリットとしては「準備していなくても使いたいときに冷やして使うことが出来る」、「氷とグラスさえあればどこでも冷やすことが出来る」という点。
デメリットとしては「氷を消費してしまう」、「慣れないと難しい」、「グラスの大きさにちょうどいい氷が必要になる」という点。
②「冷蔵庫・冷凍庫に入れておく」
メリットとしては「あらかじめ冷やしておけばすぐに使える」、「氷を消費しない」、「わざわざグラスに合わせた氷を作る必要が無い」という点。
デメリットとしては「準備と時間が必要」、「場所を取る」、「薄いグラスは割れる可能性がある」という点。
私としては①「氷を入れステアする」方法をおススメします。
友人宅などの自宅以外の場所でも簡単にグラスを冷やすことが出来るので利便性を考えるとこちらの方が良いと思います。
②「作り方②」のステアはしっかりと
ステアの役割としては
「①材料を冷やす」
「②材料を混ぜ合わせる」
の2点が代表的なものにあります。
(他にもアルコールの角を取ってくれたりと意外と重要な役割をしてくれますが、今回は省かせていただきます)
「①材料を冷やす」に関してはもちろん冷たいカクテルはより冷えている方が美味しく飲むことが出来ます。カクテルは飲む温度によってアルコールの感じ方が違うため、温かい物であれば弱めに作ったり、味の強いものを入れたりなど工夫が凝らされています。そのため冷たく飲むことを想像されて作られたカクテルは冷たく飲むのが一番おいしさを味わうことが出来ます!!
「②材料を混ぜ合わせる」のは多くの方が想像していることだとは思います。ただし簡単に混ぜるといってもやみくもに混ぜ過ぎても香りが飛んでしまいますし、混ぜな過ぎても味に一体感が出ません。そのため作り方自体は簡単なものですが、お客さんに出すといったようなレベルではステアは非常に重要な技術になります。
今回の趣旨としては自分で楽しむことがメインなので、大まかに書くと30~40回ほどステアするとしっかり混ざると思います。慣れてくると混ぜているときの感覚で分かるようになってくるのでそれもまた1つ楽しいですよね!
味わい
ジンのボタニカルからくる爽やかさとフルーティーさに加えて、オレンジジュースの甘みと酸味が足され非常にすっきりとした味わいとなっています。
ビルドで作るためジンのアルコール感はしっかりと感じられますが、ロックやストレートで飲むよりは優しくなるため最後にあともう一杯という時にぴったりです。
使うオレンジジュースは好みにもよりますが、甘めのオレンジジュースを使うとジンのボタニカルとマッチして飲みやすいカクテルになりますよ!!
(お酒は節度を持って適度に楽しみましょう!)
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