うだるような暑さの残る夜にこそ、冷たいお酒をキュッと飲んでから眠りにつきたいですよね。
そんな時におススメのカクテルが「ジンライム」になります!!
様々な飲み方のあるジンですが、その中でもオン・ザ・ロックで飲むカクテルの1つがジンライムです。
オン・ザ・ロックとは簡単に言えば氷の入ったグラスにお酒を注ぎ、そのまま飲む飲み方です。割り材を使わないため、使ったお酒の味・香りをダイレクトに楽しむことが出来ます。
ジンとライムの香りが大好きな人にとっては最高の一杯であること間違いなしのカクテル。
作り方や特徴を説明していきます!!
ジンライムってどんなカクテルなの??
ジンライムは「ジンとライムジュースを使ったショートカクテル」です。
起源はジンを一躍有名にしたイギリスにあります。
過去、航海士において問題となった病気に壊血病というものがあります。現在ではビタミンCの不足によって生じる病気であると分かっていますが、その当時は原因がわかっていませんでした。
ところが、航海士の中でもお偉いさん達はなぜか壊血病にはかかりません。その理由を調べたところお偉いさん達は船の中で柑橘類のフルーツを食べているためだとわかり、一般の航海士も柑橘類のフルーツを食べるようになりました。その過程でジンと柑橘のフルーツ…ライムを合わせたカクテル「ジンライム」が誕生したといわれています。
当時は氷など使わずにそのまま飲むことが主流だったようですね。
似ているカクテルにギムレットというものがあります。両者の違いとしては製法が……
「ステアであればジンライム」
「シェイクであればギムレット」です。
そのため飲みやすいものとしては、シェイクしているギムレットの方が飲みやすいですよ!
ジンライムの材料
カクテルタイプ | ロング |
グラス | オールド |
味わい | 酸味+香り高い |
色 | 透明 |
度数 | 30 |
製法 | ステア |
材料 | ジン:40ml ライムジュース:10ml ライムカット:1切れ 氷:グラスいっぱい |
ジンライムは名前がそのまま使われている材料のため非常に覚えやすいですね。使うライムジュースはできれば搾りたてのフレッシュなものを使いましょう。割り材を使わないカクテルのため、素材の味がそのまま楽しめます。そのためライムの独特な味わいを存分に楽しめる搾りたてがおすすめです!!
材料に氷と記載していますが、ロックアイスでも丸氷でもお好みで大丈夫です。見た目的には丸氷がカッコよく映るため、自宅で作ってみても面白いかもしれませんね。
おススメの材料
作り方
作り方
①グラスに氷を入れ軽くステアし冷やしておく。
②氷を入れたグラスにジンとライムジュースを4:1の割合で混ぜ、バースプーンでしっかりステアする。
③グラスを冷やしていた氷と解けた水を捨て、新しく氷を入れる。入れた氷は面取りを行い、溶け出た水は捨てる。
④ ②をグラスに注ぎ軽くステアし、お好みでライムカットを添える。
ジンライムの製法はビルドでも作れますが、ステアで作ることが一般的です。
ステアとビルドの違いは「飲むグラスで直接作るのがビルド。飲むグラスと別のグラスで作るのがステア。」という違いがあります。それぞれ製法の特徴や作るカクテルの違いはまた別のページで説明いたします!!
自分でジンライムを作るうえでのポイントは4点あります。それぞれについて大切である理由を順番に説明していきますね!
- 飲むときのグラスはしっかり冷やしておく。
- ジンとライムのステアはしっかりと。
- 使う氷はきれいなものを。
- 飲むときの氷は面取りをしておく。
飲むときのグラスはしっかり冷やしておく!!
これは冷たいお酒を飲む際にはいつでも大切になりますね。特に暑い日にはグラスがキンキンだと嬉しいものです。グラスの温度は思っているよりもカクテルの温度に影響を及ぼします。
作ったカクテルはしっかり冷えているのにぬるいグラスに注いでしまい、飲むときに全体的にぬるくなっているとなんだかテンションも下がってしまいますよね…。
またお酒の温度が高いと
「アルコール感が強くなる」「甘みに違和感がでる」「香りが飛びやすい」これらのデメリットがあります。冷たい状態で飲むことを完成として作られるカクテルの場合、温度が高いと味わいが想像とかなりずれてしまうことが多いため、しっかりと冷たくして飲みましょう!!
グラスを冷やすには2通りのやり方があります。
「1.氷だけを入れてステアする」「2.冷凍庫・冷蔵とで冷やす」
(1.)であれば使いたいときにすぐに冷やすことが出来ますが、氷を使わなければいけないのでたくさん使う場合にはやりにくいですね。
(2.)ではあらかじめ必要な分入れておけば簡単に使うことが出来ます。しかし、冷やすのに時間がかかるということと、薄いグラスを冷凍庫に入れると割れてしまうことがあるため注意が必要です。
ジンとライムのステアはしっかりと
今回の作り方でジンとライムを混ぜるのは②の1回のみとなっています。そのためこの段階で両者をしっかり混ぜておかないと味がバラバラになってしまいます。
またこの段階でしっかりとステアすることによって、ジンとライムジュースがしっかりと冷やされておいしいカクテルとなります。
ジンとライムジュースが混ざったかどうかの判断基準としては液体が均一になったかどうかが基準の一つとなります。水にガムシロップを入れたときを想像してほしいですが、入れただけではガムシロップが全体に混ざらずにふわふわ浮いているのが想像できますよね。そのような分離している状態で無くなれば混ざったと判断して大丈夫です。
およそ30~40回程度ステアしてみてくださいね!!
使う氷はきれいなものを
皆さんはご自宅で氷を使う際にどのようなものを使っていますか??
コンビニで買ってきたロックアイスやクラッシュアイス、冷蔵庫で作った氷など色々とあると思いますが、できれば自分で作った氷ではなく買ってきた氷を使うことをおススメします。
理由としては
「溶けやすい」「においがする」の2つが大きいです。
自分で氷を作るとどうしても不純物が氷の中に混ざってしまいます。そのため純粋な氷と比べて溶ける速度が速くなってしまい、長くゆっくりとカクテルを楽しむことが出来なくなってしまいます。
また、氷を作る水に関して水道水を使っている人がほとんどなのではないでしょうか?実際に手元にある場合は作った氷をそのまま舐めて味を見てほしいですが、どうしても水道水臭さが残ってしまっていると思います。加えて、冷凍庫内のにおいも氷についてしまい変なにおいがする場合もあります。
「どうしても氷を買うのは手間だしもったいない!!」と思う方は、対処法として、冷凍庫内を徹底的に掃除し、使う水もミネラルウォーターや天然水などの購入した水を使うことである程度改善できます。
掃除の際に、冷凍庫内に霜が付いている場合はそれもしっかり削り落としましょう!
飲むときの氷は面取りしておく
使おうと取り出したばかりの氷には表面に霜が付着しています。これは保存場所と取り出した場所との温度差で付いてしまうためしょうがないものです。しかし、その氷をそのまま使ってしまうと液体と混ぜたときに霜が溶け込み、カクテルが薄くなる原因となります。
そのため飲むときに使う氷は事前にグラスの中でステアをして、表面の霜を溶かしておきましょう。このことを面取りと言います。
またこの面取りをすると、氷の角が取れるため溶けにくくなるということも期待できます。
味わい
この飲み方にあるジンは苦味の強いものよりも、ボタニカルの香り・フルーティーさの強いジンがぴったりです。そこにライムの酸味とフレッシュさが加わることで全体にまとまりのある味わいになります。
ジンとライムジュースの割合の通りに、ジンの味がダイレクトに表れるカクテルとなっており、度数も高いため上級者向けのカクテルと言えるでしょう。
しかし、自分お気に入りのジンを見つけた際にはぜひ飲んでみてほしいカクテルです。
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